シャルロッテと羊飼い

一日も 何もなかった日 なんてなかったよ

プレーリー猫モルモットふくろうレッサー

わたしの飼いたい動物一覧です。全部飼ったら一体ウチはどうなってしまうのでしょうか。大学時代に「もしも誕生日プレゼントがふくろうだった場合」を想定していろいろ妄想したことがあるのですが、発想はアホなくせに思考は超現実的なわたし、特徴や飼い方を調べに調べた上で、なかなかハリーポッターのようにふくろうが肩に乗って懐く妄想にまでは至らなかったので諦めました。うん、てかまず誰が誕生日プレゼントに「そうだアイツにふくろうあげよう」ってなるのかな。誰もならないね。

 

そんなわけで日曜日。前の日記にも書きました最低ランクの眠りから目覚め、朝っぱらから車を走らせた先は動物園。なんで?っていわれても「そうだ動物園いこう」ってなっちゃったもんだからしょうがない。大人になってもそういう突拍子もない謎の衝動には身を任せるスタンスでいたい。

わたしはこの地元動物園、何度も来たことがあるのです。だから勝手知ったるものだけど、何度見ても動物は楽しい。ところがにい(彼)この方は興奮の度合いが違いました。動物園なんて行ったのはもう遠い遠い記憶のことだそうで。子供がそこらじゅうで夢中ではしゃいでいる動物園で、いい御歳のにいも動物に興味津津。大興奮の末彼が発した、一番衝撃的だった言葉はこちらです。「おれ、もしかしたらライオン初めて見たかも・・・!」わたしより5年も長く生きてきて、ライオンを見た記憶がないとは何事でしょうか。猛獣大好きなわたしの妹が聞いて驚くぜ!

しかしわたしも、ライオンの吠える声はこの日初めて聴きました。にいがじっと見入っている横で、たてがみモサモサのライオンのことをマキシマムザ亮君みたいやね☆」と発言して感動をブチ壊しつつも、次のヒョウゾーンに移ろうとした矢先、「ゴウゥ!グオォ!」と、おっさんかゴリラか、というような野太い声が響き渡りました。えっ?何?と思ったら先ほどのライオンの檻に人だかり。

にい「何今のすごくね」

わたし「ゴリラかと思った」

にい「ライオンってガオーって鳴かんのやね」

と、なんともドライな感想でしたが、何と言うか、あっけに取られすぎて。余りにもイメージするライオンのガオーとはかけ離れていましたので素直に「すっげーー!」とは言えなかったのです。その後もマキシマムザ亮君はうなりまくっていたのですが、音量はまあもの凄いため、結構遠く離れてもゴリラ声は聞こえてきました。(今しがた、ちょっと確認のためにyoutubeでライオンの鳴き声を確認したのですが、動画のライオンはちゃんとガオーでした。どうしたの、ウチの亮君。具合でも悪かったの?)

 

動物を見て、見て、見まくって、わたしの大好きなレッサーパンダのところで居座って、見て、見て、見まくりました。孔雀の羽を広げる超貴重映像を見れたし写真に撮れてはしゃいだり、これまたわたしの大好きなふくろうとみみずくとコノハズクの違いを簡単に説明したりもしました。

 

猿ゾーンに差し掛かった時、あれだけ興奮していたにいの口数がガクッと減りました。一瞬「え?もしかして猿嫌い?」と思ったのですが、にいがボソッと「おれゾーンや・・・」と言ったのでちょっと笑いました。猿人系男子を自ら名乗り出た。そしてわたしは全てを悟ったのです。「この人、眠いんやわ・・・

わたしの推理は当たりました。事件が起こったのです。わたしはぬいぐるみが大好きなので帰りにお土産屋さんで物色していたのですが、にいに話しかけても返事がなかったので振り返ると、まさかの立ったまま寝てました。ねえそんなことある?そんな光景ギャグマンガくらいでしか見ることないよ!!!人類の無限の可能性を感じました。

ゴメンと言いつつも今にも地面に突っ伏してでも寝てしまいそうなにいを車まで誘導し、助手席で寝かせながら帰りました。この人、本当にわかりやすい。いつもわたしが眠気を察知するので「ねえどうやっていつもおれ眠いってわかるん?」と聞かれましたが、こんな愚問ないでしょう。ヒントどころじゃない答えが出てるんですよ、全身に。全身全霊の「眠い眠い眠い眠い眠い」という感情が渦巻くダークマターが見えるんです。

 

名古屋旅記にも書きましたが、にいには「高速充電システム」という機能が備わっていますので、1時間もたたないうちににいは起きて元気になりました。前日全然眠れてないのもあり、わたしも眠気が来そうではあったので、眠気覚ましにめっちゃももクロを歌って楽しいドライブをしていたのですが・・・

わたし「絶対絶命サーマナーイ!完徹決定オールナーイ!やっばーい!やっばい!まじでやばーい!!!!♪」

にい(ムクッ・・・・)

わたし「ラーララララララー(振り付き)・・・・あ、おはよう

ゴキゲンなところを見られてしまいました。超エア扇子振ってた。まあわたしも、にいが口あけていびきかいてたのを見たのでおあいこにしましょう。わたしのほうが圧倒的に凄いもの見た気がするけど。赤信号で隣に停まったトラックのおじちゃん、めっちゃ見てたよ。笑

 

その後はにいのTシャツとサンダルを一緒に選んだり、ごはんしたりお茶したり、旅行のことを考えたり、オロチをしたり、夜遅くまで話を聞いてもらったりして解散しました。にいがTシャツを2枚ともわたしが選んだのを買ったため、「本当にそれでよかったの?」というと、「好みも似てるし、さおりるはセンスの塊なんだよ。」と言ってもらえたのでとっても嬉しかったです。「センスがいい。」これはわたしが言われて嬉しいランキングベスト3には入る言葉です。わたしも欲しい服やアクセがゴロゴロあって買い物するにいが羨ましかったのですが、一度口座に入れたお金を出来る限りおろしたくない貯金主義者なので、ボーナス待ちです。もう少しの辛抱だ・・・!