シャルロッテと羊飼い

一日も 何もなかった日 なんてなかったよ

そうだリトルワールド行こう 1日目

ひつまぶしのことを考えると居てもたってもいられない・・・夜も眠れない・・・

毎晩うなぎを数えて眠り、起きてはくんこ(母)に「ねぇねぇひつまぶし本当に食べれるんかなあ」「並んどったら売り切れたりせんかなあ」と相談し、日中は呪文のように「ひつまむし!!」と唱え続け、うなぎに恋に恋する日々を過ごしてついに当日です。当日ともなれば、ひつまぶしを想うあまり、何もないところでも心なしかタレの匂いを感じられるレベルにまで達していました。嘘です。

(くんこに相談までは本当です。「ひつまむし!」も少し本当です。余談ですがひつまぶしの為に前日に車を洗いました。リトルワールドの事はすっかり頭にありませんでしたごめんなさい笑)

 

旅行は決まって狭いし古いけど燃費がいいわたしの車です。前述のとおり車も洗い、中も掃除し、iPodの中身もバッチリ、ガソリンも満タンにしてにいの家に向かいます。(愛鼠のででまるとバイバイし、くんこにエサを託しましたが、鼠嫌いであるはずの父の方がエサやり張り切っていた様子。父ツンデレ。)

 

わたしたちは音楽の趣味がかなり合い、お互い運転好きなのでドライブがものすごく楽しいです。わたしの車の場合、車通りが少なく道もわかりやすい田舎道や山道はわたし、街中や車通りが多い道はにいに自然に運転交代し、長時間運転で疲れることもあまりないです。

そんな感じで途中SAで休憩したり買い食いしたり、道中は喋ったり歌ったりして、中間SAで飛騨牛すきそばみたいのときしめんを食べ、のんびりおやつの時間に名古屋に到着しました。さらっと書いたけどお昼ごはん、とてもおいしかったです!

 

にいは運転上手なんですが、わたしの車での駐車の感覚がどうにも掴めないようです。この日も盛大に白線をはみだして駐車してのドヤ顔だったので、爆笑しながらはみ線の証拠を撮影し、くんこに送りました。

 

車を降りたらまっ先にポケモンセンターに行きました。いい歳の妹が前日に、「ポケモンの靴下買ってきて!絶対!おーねーがーい!」と頼んできましたので、これまたいい歳の姉カップル、満を持して子供で大混雑のポケモンセンターに足を踏み入れました。初期ポケモンしか知らない2人、めでたく大きなお友達の仲間入りです。いっちょまえにワーキャーしつつ名古屋と岐阜限定のポケモン靴下をゲットです。(今現在家にはまあまあな数のご当地ポケモン靴下があり、いい歳のわたしも仕事に履いて行っては子供か!とツッこまれています)

 

その後フラフラとウインドウショッピングをすること数時間、ついに決戦の5時になりました。1日目のメインイベント、そう、ひつまぶし!!!

GWだから、並ぶから、とわかってはいたものの、ルンルンな足取りで余裕をかましながら調べてもらったお店に向かうと、当たり前に長蛇の列でした。一応椅子は確保できたので、にいの隣の人がスマホでやってるパワプロみたいなゲームを見たり見なかったりしながら過ごし、ついに順番が来ました。名前を呼ばれ、行列を横目に店に向かう瞬間は、リオさながらのプチカーニバル状態だったので、にいが振り向かなくて本当に良かったなと思っています。

 

メニューを見るとミニひつまぶしでもお茶碗2杯分と書いてあったので量の多さにいきなり面くらいましたが、わたしはミニ、にいは上ひつまぶしを注文しました。

・・・もうね、この先は至福の時間でした。目の前に置かれた瞬間の盛り上がり。うなぎを狂喜乱舞しながらまぜまぜし、最初はそのまま食べて涙を流し、2杯目はねぎやわさびなどの薬味をまぜて食べてほっぺたを落とし、3杯目は出汁をかけて食べて魂を抜かれました。大げさに書きましたが、本当においしすぎてちょっとだけ意識とびました。食べてる間、2人ともすごいとかうまい以外の言葉は発さなかった気がするのに異様に盛り上がりました。すごいよひつまむし!ああもう一度食べたいひつまむし

 

大満足大満腹で車に乗ってホテルへと向かいましたが、もともとリトルワールドが目的だったので予約したホテルは犬山市。少し離れているのですが、道中は満腹すぎて胃が破裂しそうな苦しみに悶えていました。本当に苦しかったのですが気分は幸せでした。顔は最悪だったと思いますが・・・

 

ホテルに荷物を置いたあとは駅前に出て、おしゃれ串揚げをつまみにお酒を飲みました。わたしはおなかいっぱいなのでピクルスをひたすらかじっていました。そして白ワイン1杯で全身が心配になるほど赤く染まったところで1日目は終了です。

たくさん食べてたくさん飲んだのに、苦しくならず、顔色も変わらず、むくまず太らずケロリとしているにいが本気で羨ましいと思いました笑